関西学院大学香川県支部総会レポート(2025年10月4日)

2025年10月4日(土)、高松市のリーガゼストホテル高松で関西学院大学香川支部の総会・懇親会が開催されました。

20代の若手から80代の大先輩まで、幅広い世代の卒業生が集い、母校の絆を感じるあたたかな一日となりました。

受付と開会前のにぎわい

午後2時の受付開始と同時に、ロビーには再会の笑顔と初対面の挨拶が飛び交います。

受付横では関学グッズの販売も行われ、エンブレム入りのペンやノートを手に取りながら、思い出話に花が咲いていました。

総会の開会と学院報告

岡本副支部長に開会宣言をいただき、総会がスタート。

司会を務めたのはFM香川パーソナリティの筒井智子さんと、卒業生の桂こけ枝さん。

数々の仕事でコンビを組んでいるおふたりの掛け合いによって、明るくテンポの良い進行で総会が進んでいきます。

まずは応援団総部によるエール。

そして、そのまま校歌「空の翼」を斉唱。

香川支部の田中憲一会長よりご挨拶がありました。

はじめに登壇されたのは、副学長の一人である総合政策学部の古川靖洋教授

学院の現状報告として、学生の活動やキャンパスの近況など、母校の今を感じるお話をしてくださいました。

その後、支部の活動報告と会計報告が行われ、地域での取り組みや今後の方針が共有されました。

亀岡同窓会会長の講演

続いて登壇されたのは、亀岡剛同窓会会長

講演で特に印象的だったのは、リーダーとしての姿勢と、関学のスクールモットーである「Mastery for Service」をどのように社会で生かしていくかという二つのテーマでした。

経営者に求められる3つの資質

まず語られたのは、危機を乗り越えるためのリーダーに欠かせない「3つの資質」について。

  • 現場主義
  • 目的意識
  • 自己責任

東日本大震災や熊本地震で、新車を犠牲にしてまでローリー車を避難させた社員の行動を例に、現場を知り、現場に寄り添う姿勢の重要性が説かれました。

また、レンガ積みの比喩を用いながら、「何のために働くのか」という目的意識を常に持つことの大切さにも触れられました。

さらに「The Buck Stops Here(責任は自分にある)」という言葉を引用し、他人任せにせず自ら決断することこそが、社会に出る前の最高の訓練になると語られたのが印象的です。

トップに求められる3つの力

続いて、トップに求められる3つの力として、体力・気力・笑顔が挙げられました。

組織が困難に直面したときこそ、トップが笑顔を絶やさずにいることが、周囲の不安を和らげ、チームを導く原動力になる——その言葉に、多くの参加者が深くうなずいていました。

「Mastery for Service」に込められた精神

続いて語られたのは、関西学院の精神「Mastery for Service(奉仕のための練達)」を軸とした生き方について。

講演では「自分が生きているのではなく、周囲に生かされている」という感受性こそ、この言葉の真髄であると説かれました。

頭の良さよりも、人の痛みを感じ、思いやりをもって行動する力こそが、社会や企業を動かすと語られました。

また、日本全体が人口減少という大きな課題に直面する中で、関学生が地域で「Mastery for Service」を実践していくことが、母校への真の貢献につながると呼びかけられました。

若手卒業生が率先して地域清掃などの社会貢献活動を行い、その姿を全国に発信することで、在学生に「自分もあの組織に入りたい」と思わせる同窓会を目指すべきだという提言は、今後の指針として強く印象に残りました。

感謝と責任を忘れないリーダーシップ

亀岡会長の言葉からは、どんな立場にあっても「生かされていることへの感謝」を忘れず、与えられた場所で責任を果たす姿勢こそが真のリーダーシップである、というメッセージが伝わってきました。

関学のスクールモットー「Mastery for Service(奉仕のための練達)」を通して、社会の中で他者とどう関わり、自分をどう磨いていくか——その指針を示すような講演でした。

会場では、熱心にメモを取りながら耳を傾ける参加者の姿が目立ち、会長の言葉が多くの人の心に深く響いていたようです。

懇親会開始

総会が終わった後、17時からは懇親会がスタート。

テーブルを囲みながら、世代を超えた会話があちこちで広がりました。

仕事の話、学生時代の部活動、家族の話など、話題は尽きません。

初参加同窓の紹介

17時15分からは、初めて参加した同窓生の紹介コーナー。

初参加の人をあたたかく迎えてくださる雰囲気で、それぞれの自己紹介スピーチに聞き入っていました。

「This is Me」自己PRタイム

続いて行われた1分間自己紹介コーナー「This is Me」では、参加者一人ひとりがマイクを手に、 現在の取り組みや告知したいことを披露。

個性豊かな発表に会場全体が盛り上がります。

世代の違いを超えて、関学生らしい前向きさと温かさがあふれる時間となりました。

応援団総部とチアの演舞

会の後半には関学応援団総部チアチームによる演舞が披露されました。

息の合った動きと迫力あるかけ声に、会場は一瞬で引き込まれました。

若いエネルギーとまっすぐな情熱に、心動かされた卒業生も多かったはず。

学生が卒業したあとも、困ったときには同窓会が受け皿となって次の世代を助けていけるようなつながりを持っていきたいと思います。

終わりに

懇親会の最後には全員で集合写真を撮影。

それぞれが笑顔でカメラに向かい、心地よい充実感が会場を包みました。

今回の総会は、再会というよりも「世代を超えた交流の場」としての温かさが印象的でした。

人生のステージは違っても、関学という共通のルーツがあれば自然とつながれる——

そのことを改めて感じる一日となりました。

顔を出してみたいと思ったなら香川支部にご連絡ください

関西学院大学香川支部の総会・懇親会は、世代や職業をこえてつながることのできる、あたたかな交流の場です。

毎年、初参加の方も多く、20代の若手から80代の大先輩まで、幅広い世代の卒業生が気軽に集っています。

  • 地元に戻ってきたけれど、関学とのつながりを感じたい
  • 新しい仲間と出会いたい
  • 学生時代の空気をもう一度味わいたい

そんな方にこそ、ぜひ参加していただきたい会です。

卒業からの年数や現在の肩書きは関係ありません。

学生時代を関学で過ごしたという共通項があるので、あたたかな雰囲気で自然に交流が生まれます。

20代〜40代のメンバーが集まる香川県支部のユースの会もあり、若手での交流会も行われていますよ。

香川支部では、初参加の方にも安心してご参加いただけるよう、支部会のメンバーが詳細をご案内いたします。

「興味はあるけれど、いきなり参加するのは少し不安…」

そんな方も、まずは下のフォームからお気軽にご連絡ください。

メールアドレスをお知らせいただければ、次回の開催情報や各地域での懇親会(中讃地域・東讃地区など)の情報をご案内いたします。

無理なく、気軽に、少しずつつながっていけたらうれしいです。

いつかお会いできる日を、心から楽しみにしています。