関西学院大学経済学部を2005年に卒業した関 学太郎さんは、現在香川県内の大手銀行で支店長を務めています。
在学中はテニスサークルに所属し、コートの上で汗を流しながら多くの仲間と絆を深めました。
そんな関さんが選んだ銀行員という仕事。
その歩みと現在の活躍、そして未来への展望についてお話を伺いました。
関学で学んだことが原点に ~キャリアのきっかけ~
――銀行で働くことを選んだきっかけを教えてください。
大学時代に学んだ経済学が、社会の仕組みを理解する上で非常に面白く、実際のビジネスの現場で役立てたいと思ったのが最初のきっかけです。
また、就職活動中に出会ったOBの方が、「地域の人々の生活を支え、企業を成長させる仕事ができる」と熱心に語ってくださったことが印象に残り、銀行業務に強く興味を持ちました。
――学生時代の経験はどのように活きていますか?
在学中に所属していたテニスサークルでは、試合で勝つために仲間と戦略を練り、支え合いながら活動していました。
その経験から得た「チームで成果を出す力」が、今の支店運営にも通じています。
また、経済学部で学んだ理論的な思考法は、融資判断や経営支援の際に非常に役立っています。
仕事の魅力とやりがい ~関さんの働き方~
――現在のお仕事について教えてください。
現在は香川県内の支店で支店長を務めています。
業務内容は多岐にわたり、個人のお客様への資産運用の提案から地元企業への融資支援、さらには支店全体の運営管理までを担当しています。
一日の流れは、朝の支店ミーティングから始まり、外部の企業訪問やスタッフとの面談、時には緊急の相談案件への対応に追われます。
――仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?
地元の中小企業を支援し、彼らが成長していく姿を見たときに大きなやりがいを感じます。
特に、新規事業に挑戦する企業への融資が実を結び、地域に新しい雇用が生まれる瞬間に立ち会えたときは、この仕事を選んで本当に良かったと思います。
困難と成長 ~乗り越えた壁と達成感~
――これまでのキャリアで最も大変だったことは?
若手時代、初めて担当した大きな融資案件が不調に終わりそうになったことです。
お客様の経営計画をどう立て直すかを一緒に考え抜き、何度も試行錯誤を重ねました。
その過程で「お客様の立場に立ち、寄り添う姿勢」の大切さを学びました。
――逆に、達成感を感じたエピソードを教えてください。
ある地元の製造業のお客様に、資金面だけでなく経営戦略のアドバイスを続けた結果、新製品が大ヒットしたときは、本当に嬉しかったです。その企業の社長から「関さんのおかげでここまで来られました」と言われた言葉は、今でも私の原動力です。
同窓生とのつながりがもたらすもの
――同窓生との交流はありますか?
香川県支部の活動には毎年参加しており、年次を超えたつながりを楽しんでいます。
また、銀行業務の中でも、同窓生が経営する企業をサポートする機会があり、同じ関学の仲間として一緒に成長できる喜びを感じています。
地域と共に歩む ~関さんの挑戦~
――地域に根ざした活動もされていますか?
地元の商工会議所で講師を務めたり、地元中学生に向けてお金の仕組みを教える授業を行ったりしています。香川の未来を支える若い世代に、経済や銀行の役割を知ってもらいたいと考えています。
後輩たちへ贈るメッセージ
――これから社会に出る学生へのメッセージをお願いします。
社会に出ると、学生時代に築いたネットワークや価値観が非常に重要になります。失敗を恐れず、さまざまなことに挑戦してほしいですね。
また、「人を支える」という視点を大切にすると、どんな仕事でもやりがいを感じられると思います。
未来への展望 ~これからの関さん~
――今後の目標を教えてください。
地域の課題を解決し、地元経済の発展に貢献することが目標です。
また、若手行員の育成にも力を入れ、次世代の銀行員が活躍できる環境を整えていきたいと思っています。
――最後に、関学の卒業生として一言お願いします。
関学で過ごした4年間は、私の人生の基盤そのものです。
このつながりをこれからも大切にし、支部活動を通じて後輩たちの成長を支援していきたいと考えています。
関 学太郎さんの活躍は、地元香川にしっかりと根を下ろしながら、同窓生としての誇りとともに地域経済を支える姿そのものです。
同窓生の皆さんもぜひ彼の活動を支え、つながりを深めていきましょう!